こんにちは。
花粉症でマスクが手放せない川口です。
新型コロナの影響で全国的にマスクが品切れの状態となっていますね。
あなたの街もそうではないでしょうか。
川口の生活圏内は、特にマスクが手に入りません。
周辺の店をほぼ毎日見ていますが、買えた試しがありません。
まあ、一人暮らしで仕事行ってればなかなか買うのは困難ですよね。
そしてもちろん、ネットショップでもマスクを探しているわけですが、高額転売の巣窟となっているわけですよね。思わず「転売ヤー ○ね」とググってしまったことは秘密です。
転売ヤーのことは前から嫌いだったのですが、新型コロナでのマスクの件もあって余計に嫌いになりました。
そして川口のその気持を整理するために言語化しましたので、ダラダラと書いていきます。
「転売ヤーが憎い!!!この感情はどう表現したらいいんだ!!!!!」という方は読んでみて「ほーん、お前はそう考えるのか」とでも思っていただければと思います。
※あくまで川口個人の愚痴を書いているだけです。
目次
この記事での「転売」、「転売ヤー」とは
何も知らずに叩くのも違いますから、転売を生業としている方々の記事も腹を立てながら複数読みました。
そしてそれらはだいたい転売ヤーを肯定しているわけです。(当たり前ですが)
そういう方々は、現在の日本において一般的に言われている「転売ヤー」という言葉を「転売を行う人」と解釈しておられます。
まずそこで認識のズレがあると思うんですよね。
現在の日本では「転売ヤー」という言葉は、「悪質な転売をする人」、つまりは軽蔑の意を持ってその呼称を使用している傾向にあると感じています。
よってこの記事における「転売ヤー」は、
- 高額転売をしている
- 買い占めを行っている
- (古物商の許可が必要なケースにおいて)古物商の許可を持たずに転売している
等々の、悪質な転売行為をしている人のことを指します。
「ちゃんと許可取って、ビジネスとしてやっている転売ヤーもいますよ!」とかいうコメントはお控えください。
この記事は悪質な人のことのみを対象としていますので。
「転売」も同様に、悪質なもののみを指します。
行けなくなったライブのチケットを定価で譲る等の法律で認められているものの他、ちゃんとしているものについては今回は扱いません。
あくまで腹が立つような行為のみです。
なぜ、転売行為に腹が立つの?
転売ヤーたちが言う主な言葉を一個ずつ潰していきましょう。
安く買って高く売る、それが商売の基本だ
その通りです。
安く買って高く売る、それが商売の基本ですし、資本主義国家ではその考えのもとに社会が成り立っています。
が、その「安く買って」のやり方にまず納得がいきません。
例えば、生産者や卸売業者から買っているならいいですが、悪質な方は小売店から買えるだけ買っていきます。
なぜ生産者から買うのは良くて、小売店から買うのは悪いと川口が思うのか。
生産者から卸売業者、卸売業者から小売店と、在庫として持っている数は減っていきます。
そして在庫をどのお客さんにどれだけ分配するかは、生産者に近ければ近いほど調整しやすいですが、小売店では決められません。
(できたとしても個数制限だし、簡単に回避できてしまう)
そのため、小売店での買い占めが発生すると、そのお店で買えないという事象が簡単に発生します。
そのお店で買えないということの何が悪いか。
理由としては、他のお客さんがそのお店で買う機会が減ります。
転売行為をする人にとってはその商品を買うことが目的ですから、目的のものだけを大量に買っていくわけです。
でも一般の人たちは、高額商品でもなければ、目的のものだけをという買い方はあまりしませんよね。
例えばドラッグストアだと「あ、シャンプーが切れそうだったんだ」「お、ポテチが安いな」と、色々と買った経験があると思います。
マスクを同じ20箱売るにしても、
マスクの単価 × 20個 × 1人
よりも
(マスクの単価 × 1個 + シャンプーやポテチの値段) × 20人
となったほうが売上は大きいですよね。
また、誰しも普段行くお店というものは大体決まっているはずです。
そこで買えなかった経験を作るということは店側にとっては大きな痛手にもなりますし、商品を求めて別の店に行ったところでお客さんは定着しません。
「そのお店で買いたかった人が買えない」ということ、転売ヤーの皆さんは軽視していますが、大きい問題だと川口は考えています。
そして、高く売る方ももちろんです。
「需要が過多になれば値段は上がるのは当たり前」
もちろんです。
むしろ、需要に対してちゃんと値段が動くという方が健全でしょう。
でも、転売ヤーがそれぞれ在庫を持っている状態、それって、膨大な在庫が潜在しているわけですよね。
それで小売店の40倍、50倍の値段をつけるって、「不当な値段の吊り上げ」って言ってもおかしくないんじゃないですか?
それが適正価格と胸を張っていますけど、だったらAmazonの在庫はもうなくなっていますよね。
転売ヤーが「売れないから」と大量の商品を持って返品を求めたなんて記事もありますけど、転売ヤーがつける値段は異常です。
そこらへんにある店も、「転売行為」で稼いでいる
安く買って高く売るのが商売の基本ですからね。
普通のお店も仕入れ値より高い値段で売っています。
では、なぜそれが受け入れられているのでしょうか。
川口は、サービスや保証、利便性かなと思っています。
一般の人々が生産者や卸売業者から買い付けるということはあまりしませんよね。
面倒ですし。
小売店はその面倒な部分をやってくれて、店舗としてすぐ近くで簡単に買えるようにしています。
しかも複数の生産者のものをいろいろ一気に欲しい分だけ買うことができます。
そして、商品に不具合があったとしても、対応してくれます。
さらにはポイントサービスなどもしてくれたり…。
それらがあるから、利益の分まで許容してお金を払えてるんじゃないかなと思います。
で、なぜ転売ヤーだけ文句を言われるのか。
例えば、ネット通販があまり普及していない世の中であれば、ネットで取引できる転売ヤーは神のような存在だと思います。
でも、そんな世の中ではありません。
サービスもなく、保証もなく、大して便利でもないのに、値段だけは高い。
それも異常に。
なぜこれで文句が言われないと考えられるのでしょうか。
本当に欲しいならこれくらい払えるでしょ?
ええ、払ってもいいですよ。
その払った値段で生産者やそれに関わる人々に還元されるなら。
元々が高いものであればいいんです。
それがブランドというものだし、投資になるから。
でも、転売ヤーに払ったところで、生産者たちには還元されず、ただただ利益として転売ヤーの懐に入るのですから、それに腹が立たないわけがないでしょう。
払いたい相手はお前じゃない。
経済の自由があるから、文句を言われる筋合いはない
経済的自由権についてはこちらなどをご参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%9A%84%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%A8%A9
経済の自由のうち、商売に関わる部分としては、日本国憲法第22条第1項に定められています。
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
日本国憲法第22条第1項
はい、自由はあるけど「公共の福祉」に反してないですかね。
特に今回のマスクの件、国民の健康に関わることですけど、これ公共の福祉に反してないですかね。
まあ「反している」とはっきり言うのは難しいですけど、「反していない」ともはっきり言えませんよね。
現に花粉症の川口の健康を害しているんですから、反していると思ってるんですけどね。
店としては在庫が早々になくなるから嬉しいことだ
寝言は寝て言え。
そもそも売り切れるような商品以外買わないだろ。
転売ヤーが買わずとも在庫はなくなるし、前述のように店としては転売ヤーよりいつも来てくれるお客さんが買ってくれたほうがいいでしょう。
結局は稼ぐやつが嫌いなだけだろ
半分正解。
例えば、「マスクをもっと早く作る方法を開発したんですが、原価で100円もかかってしまうんです…。」っていうように、誰にも真似できない技術の開発や技術の発展に寄与した人だったら別にいいですよ。
むしろこちらからお金を払いたい。
でも人間の心理や市場の仕組み、商品の人気を悪用して、つまりは今まで書いてきたようなことで迷惑をかけておきながら、利益を得ている。
そんなの好きになれるわけないじゃないですか。
稼ぐやつがではなく、そういうことで稼いでいる転売ヤーが嫌いなだけですよ。
まとめ
と、ここまで文句を言ってきましたが、こんな転売ヤーが野放しになっているのは、これを取り締まる法律がないためです。
なぜなら彼らがやっているのはただの物の売買だから。
だからといって、これらの行為が許されるのでしょうか。
法律に書いていないからいいと考えるのではなく、マナーやモラルといった観点で行動を見直してほしいです。
なにも一緒に苦しめと言っているわけではありません。
ただ、転売ヤーの行為で迷惑を被っている人は、想像よりもずっとずっと多くいるのです。
少しでも我慢してくれたら、それだけで多くの人は救われるのです。
少しでも彼らが行動を改めてくれたら嬉しいなと思っています。
そしてくしゃみが止まらないのでマスクをください。