こんにちは、絶賛春休み中の川口です。
春休みなのに作業していないのは、メンバーの大半が引っ越しとかで大変だったりするからです。
たぶん。
実際、車体の現在地とか、メンバーの現所在地とか、作業場所の確保とか、いろいろ問題があるので、作業開始は年度が切り替わってからでしょう。
ということで、今日は我がチームのモニタリングシステム、「ReUs Monitor」をご紹介したいと思います。
ReUs Monitorとは
OVERVIEWにも記載した通り、我がチームは2016 Ene-1GP MOTEGIで、車体トラブルによりリタイアしました。
お察しの通り、我がチームの車体は他チームより『性能面では』劣っていたりします。
そんな悩みも、次回大会以降は、車体も新規メンバーと、大学カリキュラムによって少しずつ解決されるでしょう。
いや、車体に関して言えば、エコ部門とコスト部門とコンセプト部門で、今のままでも十分他チームと張り合えると思っていますよ?
まあ、それは置いといて…。
そんな車体にくっついていた、オーバースペック過ぎるモニタリングシステムが、「ReUs Monitor」です。
これは川口がほぼ1人で作り上げました。
つまり、この記事は自画自賛しているだけの記事です。
ReUs Monitorで見られること
これについては面白みがありません。
- 制限時間タイマー
(完走目的なので、タイムアタックでもカウントダウンです) - 速さ
(m/sとkm/hを切替可能) - バッテリー電圧
- モーター温度
- バッテリー温度
と、よくあるやつです。
見た目はこんな感じ…。
値が異常なときは、文字色を変更します。
色変更は自動でもできますが、前回大会は手動にしました。
異常かどうかの閾値がわからなかったので…。
ReUs Monitorがすごいところ
これは、「メンバー全員が、同時に、同じ情報を、それぞれのスマホ・PCで、Webブラウザで、簡単に見ることができる」という点です。
その実現のためだけにサーバーを借りました。
結局持て余してこうしてブログをはじめたわけですが…。
まあ、それは置いといて…。
ここで、「同時に、同じ情報を」がポイントです。
これはもちろんタイマーも。
これにより、ライダーが気にせずとも、タイムキーパーがスタートボタンを押すだけで、タイマーをスタートできるのです。
さらに、「メンバー全員が、それぞれの役割や好みに合わせて、レイアウトやデータ表示の有無をカスタマイズできる」という仕様で作ってあります。
前回大会は全員共通でしたけどね。
でも、その仕様により、同時にセンサーの追加も容易にできるようになっているのです。
この拡張性の高さも、わりとすごいと思っています。
ReUs Monitorの残念なところ
これは、速度計の不正確さです。
ReUs Monitorの心臓部はRaspberry Piで、Raspberry Piがセンサーデータを収集・サーバーへ送信を行っています。
そのため、本来であればホールセンサー等を使用するところですが、通信のために割り込みが使えないため、ホールセンサーの使用ができませんでした。
結果として、ライダーがモニタリングに使用するスマホのGPSデータを別に取得し、距離を計算して使用しました。
しかし、スマホのマップを使用した経験がある方ならわかると思います。
GPSってめちゃくちゃ不正確なんです。
結局、速度計はただの飾りになってしまいました。
ReUs Monitorの未来
大袈裟なタイトルにしましたが、次の目標ですね。
ズバリ、ちゃんとした使える速度計を作ることです。
他のセンサーがI2C接続のため、なるべくI2C接続にしたいところ…。
前回の開発時にはモーターコントローラーとなっていたArduinoにホールセンサーをくっつけて、I2Cで繋げようかなと思ってます。
※ちなみに前回大会では、大会直前にコントローラーをArduinoから変えました。
なかなか不安ですが、がんばります。
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